夏の暑いこの時期はすべて有害駆除の話になってしまいます
農協からの依頼で猟友会へ鳥類の駆除依頼が出されました
自分が担当してる地区の農家の所に現地確認と話を伺いに行きました
田んぼの稲を植え付けたばかりでは根がまだしっかりと張っていません
そこへカルガモが稲をなぎ倒しながら飛び立ったり着水したりを繰り返すと
せっかく植えた稲がそこらじゅうなぎ倒されていました
こりゃひどいですね
散弾でやるか空気銃でやるか依頼主の農家さんと話し合います
そんなことをやってると見物しに地元の住民が遠巻きに集まってきました
まだちっちゃい子も興味しんしんで親と一緒にこっちを見ています
結果 空気銃で駆除することに決定しました
近くにいる人達には改めて事情を説明し、これから許可がている駆除を行う事
銃の説明(大きな音はでないが危険なものにはかわらないので安全への
依頼と同意をもらう)
駆除といえども殺生する行為であるのでそのへんの説明もを実施する
空気銃ダイアナM52 4.5mm この銃でカモ類に矢が効くのかな?
と内心では思いながらもスコープの倍率を最大限に上げ
立木に委託してヘッドショットを狙ってみる
稲の苗はまだ短いのでカルガモの顔はスコープに入ります
矢をかける 首元にあったららしいがまだグルグル動いてる
他のカルガモたちはすぐに飛び立って隣の田んぼに着水です
二の矢撃ちたいがグルグル動いているのでヘッドショットは無理そう
胴体ねらうしかないのでど真ん中狙って発射する
うーーーん あたっているとは思うが変化ありませーん
結局3発撃ってやっと回収できました
カワウ駆除の時といい今回のカルガモ駆除でも矢に強い鳥たちには
確実なヘッドショットができる腕が必要だと痛感しました
羽の部分に弾打ち込んでも肉までろくに届いていません
1羽だけでしたが依頼主さんからもOKもらえ今回はこれで終了
獲物(鳥の死体)は見物の人たちの目に入らないように
堆肥が入っていたビニール袋に入れ持ち帰るが
小さい子連れのお父さんから子供にカルガモを見せてあげてと
声をかけられる
ちっちゃい子に見せてだいじょうぶなの?
そのお父さんは「いろんな物を見せて触らせて経験をさせてあげたい」
との事
子供の目線からではかなり大きくみえるであろうカルガモ見せて触らすと
怖がることもなく羽を一生懸命触っていました
子供への教育方法は色々あると思いますし親の判断基準が
大きく影響が出ます
このお父さんはある意味教育熱心なんでしょうね
なんなら差し上げるから食べることもまで経験させてあげたらどうですか?
との提案には 鳥の解体はわからないので と辞退されました
いいお父さんですね
これからも頑張ってください