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2012年12月31日

鹿の止めさし

いつもお世話になってる
罠師のIさんから電話があります

箱罠に鹿が入ったので
銃で止めさし頼むとの事

止めさしを頼むよって言ってくれていますが
実際は自分が新米猟師で
大型4本足に慣れていなく
獲物を射殺する度胸も座ってなく
フィールドでの銃の扱いや
実際の発砲への戸惑いを
見ぬいた上での経験値稼ぎを
無言で応援してくている要請です


罠にかかっている獲物と
対峙するとき必ず目線が
合います

動物たちは状況を理解しています

魚釣りをしている人もご理解して
頂けるとおもいますが魚も
釣り上げると観念することが
あると思います


やはり殺生するって抵抗あります


前回イノシシの止めさしに
時間がかかって銃口を齧られたと
記述しましたが
技術的な未熟もありますが
かわいいイノシシを
撃てないと葛藤が正直ありました

最終的には止めさしはできましたが
時間がかかったのは心の迷いが大きな原因だと
思います


しっかり見ぬかれていますね^^;


今回の止め刺しは現場に
案内され 一言
「頼むよ」
と言い残してIさんは現場を離れ
一人残されます

猟師になったのなら
覚悟をもって乗り越えろと
って意味ですね

土砂降りの雨の中
銃にスラッグを2発込めます
もし半端に中ってしまった場合
すぐに止めをさせる保険です

矢先の安全を確認し
しっかり頭部を狙います

安全装置を解除し
動きが止まった時に
引き金を引きました
鹿の止めさし
大きな反動が肩に響き
鹿は瞬間で動かなくなりました


無事に一発で仕留めたらしいです

動かなくなったのを確認し
最初に弾倉に残っている
弾一発を抜き取ります
(ポンプアクションなので2回
スライドします)

銃に弾が無いの確認し
運搬作業に入ります

銃声を聞いてIさんも
合流します

2歳のオス鹿との事


Iさんからは
「綺麗に止められたな」と
一言もらえました

いろんな意味合いがあったと
思いますが合格をもらえたようです


綺麗な川に行き
皮剥を始めますが
鹿は10分で終わりました

皮に切れ目入れて
力づくでひっぺはがすだけw

はやいですw

内蔵を抜きながら
鹿は胆嚢がないことや
腸の違いなのど教わります

場所を変え精肉します
鹿の止めさし
肉と混じっている
筋の取り扱いや
鹿肉は生で食べれる
(E型肝炎は注意!)
など料理についても
教わります


家に帰りさっそくもらった
鹿レバーを刺身で味わいます

うま!


世間ではレバ刺禁止になってから
味わってなかったレバ刺の味
獲ったその日に味わえる贅沢を
楽しむことができました^^



魚釣りに行ってやっと釣れた魚で
その日晩酌を楽しみめた感覚
そのままです


命に感謝しながら頂いた命
大事にしていきたいと思います








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この記事へのコメント
はじめまして。
今の気持ちに不安を感じて検索したところこちらのブログへたどり着きました。恐れ入りますが一つ質問させて下さい。
先日、鉄砲所持許可がおりたばかりの者です。知り合いの猟師さんから狩猟をやってみないか?と軽く勧められて狩猟免許をとり鉄砲所持許可まで来ましたが、日を追うごとに殺生に対する不安が増して来ています。実際に狩猟の現場は見たことがありません。ネットやYouTubeで狩猟関係の映像、記事を見ると心が締め付けられる想いです。軽い気持ちではじめてしまった自分ですが狩猟での殺生は慣れるものなのでしょうか?
Posted by ちむ at 2014年08月26日 00:59
はじめまして
銃所持許可おめでとうございます

殺生に関する問題は人それぞれで色々難しいですね

単純に狩猟での殺生では慣れると思います

また狩猟を通して命の大事さや尊さも
今まで以上に感じることができると思います

自分は肉でも魚でも野菜でも
感謝して食事ができるようになりました

良い先輩猟師から沢山のこと学べたらいいですね
Posted by vivikaruavivikarua at 2014年08月26日 20:28
貴重なご意見ありがとうございます。自分なりに葛藤しながら学んで行きたいと思います。これからもブログ楽しみに拝見させて頂きます^ ^
Posted by ちむ at 2014年09月09日 16:57
 
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